突然ですが、かつて妊娠中の私は我が子に会える楽しみで内心ワクワクがとまりませんでした。
そりゃあもちろん妊婦メンタルで泣いたり怒ったりなども頻繁にありましたが、出産に対する恐怖心はあったものの、わが子に会えることへの喜びにくらべたらなんのその。
しかし生まれたあとは理想と現実との大きすぎるギャップに終始驚きっぱなし。
出産したあとはジェットコースターのように突然状況が変わります。
よく先輩ママさんたちは「今のうちにたくさん寝ておきなー」とか「自分の時間楽しみなー」とか声をかけてくれていましたが、その時は
と思っていましたが大きな間違い!!
今妊娠期間に戻れるならやりたいこと、たくさんあります!
前置きが長くなりましたが、今回は赤ちゃんとの生活が始まってから特に大変だったことをまとめましたので、参考になれば幸いです♪
体の自由が効かない
出産は体力勝負とはよく言ったもので
産後は全然動けません!
私は帝王切開で出産したので、開腹した傷が痛いのなんの。翌日には痛み止めを飲みながら歩行訓練を行います。
そこへ赤ちゃんがお部屋にやってきます(母子同室)。なんとかなるもんですが、きついです。
大袈裟ではなく、産後は全然思ったように体が動かないのでやりたい事があっても普段の10倍くらい時間かかります。
経膣分娩のお母さんも同じです。
私の周りはみんな「ケツ痛すぎ」と申しておりました。中には会陰部がおしりまで裂けてしまって痛くて座れないという人も。
お腹が大きくなり体の自由がなくなってきて、やっとの思いで命懸けで子を産んで、やったー!解放されたー!と思いきや体は動きません。
どんな分娩でも痛みはつきもの。世の中のお母さんはみんなすごいですね。
睡眠不足
身体の痛みに加え、次にやってくるのは睡眠不足です。これが一番の悩みの種でした。
妊婦さんの頃はひたすら寝ることができていましたがそれが一転。
とタカをくくっていましたが、やばいです。
何がやばいって今まで寝る時間以外でスケジュールを立てたりして生活していましたが、子供を産んでお母さんになったあとは24時間でスケジュールを立てます。分刻みで、しかも思い通りにいかないスケジュールです。
例えば、授乳時間は3時間おきで、初産ということもあり助産師さんに教わりながら不慣れなミルク作りと不安定な母乳授乳とゲップであっという間に数十分経ってしまいます。
1回の授乳に30分かかるとすると、次の授乳までの空いた時間は各2時間30分になりますね。
そこに自分の朝ごはん、昼ごはん、おやつ、夜ご飯の時間が入ってきます。
お風呂が始まっていればお風呂、その他にも指導や回診などやらなければいけないことは盛りだくさん!コロナ禍で面会ができない分テレビ電話などの時間もあります。そんな中でまとまって寝るなんて夢のまた夢です。
睡眠の大切さをこれでもかというほど思い知ることになります。
こればかりは乗り切るしかないです!
入院中は助産師さんがいるのでしんどい時は甘えても良いのです。これだけは言える、無理しないで。
泣き止まない
新生児って想像以上に小さいです。
かわいくて小さくて、ほにゃほにゃした見た目とは裏腹に声は結構大きいです。笑
などなど、それはそれは頑張って泣いてくれるので神経研ぎ澄ませてる産後のママはすぐ起きます。
浅い眠りのせいか、泣いてなんかなくても夢に赤ちゃんの泣き声が聞こえてくることなんてしょっちゅうです。
子育て中のママさんは「なつかしいわ」って思いますよね!そうなんです。実はしばらくすると少し余裕がでてきます。
最初は戸惑う人がほとんどですよね。もちろん私も例に漏れず戸惑いまくりでした!
赤ちゃんは一生懸命伝えてるのです、大好きなママにオムツを替えよと。
意思の疎通はできないけれど意思は受け止めることができます。
何で泣いてるかわからないことがたくさんありますが、試行錯誤して赤ちゃん攻略していきたいですよね。
イライラして泣いた日もありますが、赤ちゃんは気づいてもらうためにわざと不快感を与える泣き方をすると聞いたことがあります。
赤ちゃんもママも必死なのは同じなんですね。
覚えることが多すぎる
ほんと最初はミルクの入れ方や授乳の仕方、病院のルールや何気なく助産師さんのくれたアドバイスなど、全部聞き漏らすまい!と躍起になっていました。
ある程度のことはそりゃあ覚えないとダメなんです。泣いたらミルクあげるとか、ミルクは消化が悪いので3時間は空けなければいけないとか。
でも全部が全部覚える必要なんてないんだって思いました。
真面目な性格の方ほど凝り固まってしまう気がします。私もメモを持って院内を歩いていたくらいですから。笑
でも最低限でいいんです。
わからないことがあれば調べればいいんですよ。入院中なら聞けばいいのです。やって行くうちに慣れるのですから。
そんな余裕あの時の私は持てなかったけど、娘はすくすく育っているし、今日もご飯はおいしい。
どうかこの先出産を控えてる人には心に余裕を持ってと言いたいです。
多すぎる覚えることは、ほどほどで良いと思います。
精神が不安定になる
ここまで律儀に読んでくれた方はお察しの通り、わたしのお豆腐メンタルはボロボロに。
しかしこれって“病んでいる”とは違うんです。私が思うに、“いっぱいいっぱいになっている”のです。
そりゃあそうですよね、今までお腹の中で10ヶ月近く大切に大切に育てていた赤ちゃんがお腹の外に出る。それだけでもう気持ちが違います。
ここで一例ですが簡単に私のメンタル崩壊エピソードを紹介します。
メンタル崩壊エピソード
予定帝王切開で娘を出産しました。
その際に娘は一過性多呼吸になってしまい、産んだ翌日は丸一日会うことができませんでした。
娘との同室も延期になり2日会うことができず悔いと悲しみで涙。
授乳指導で小さな娘に初めて母乳をあげ感動して涙。
入院4日目でやっと同室になったものの想像以上に寝る時間無さすぎて気持ちに余裕が無くなり、お祝いの電話やメールで目が覚めてしまい自分で決めたペースを乱されることがしんどくなり涙。
と言った感じで様々な要因があり毎日泣いていました。
甘いんだよ!と思う方もいらっしゃると思いますが、決して甘く見ていたわけではないです。
想像のはるか上だったのです。
だけど、周りの協力と子供のおかげで徐々に心にも余裕が出てきて、笑顔で退院出来ました!
産後うつになる人は5人に1人と言われています。正直自分はかなり危ないところまで行っていた気がしますが、出産したことがある人や母親など、状況がわかってくれる人に話すことは大切だと思います。
赤ちゃんはママの笑顔が大好きなのです。全力で笑顔でいるために、まずは自分を大切にしましょう♪
まとめ
以上が産後の想像以上にやばかったことです。
全員とは言いません、人によりますが産後のお母さんは体だけじゃなくてメンタルも悩みも計り知れないのです。
ホルモンバランスも崩れているし、どうしようもない仕方がないことなのです。
産後のお母さんには優しくしてください!
そしてくれぐれも“余計なことを言わないように!”してください。
めちゃくちゃ根に持ちます。笑
私も産後にかけられた中で良くも悪くも忘れられない言葉が多々あります。
全てにおいて初めてで一生懸命なのです。頑張っているすべてのお母さんと赤ちゃんに幸あれ!