旅先や外出先での突然の体調不良に困ったことはありませんか?
急な発熱やこれからの時期は熱中症にも注意が必要です。


そんな近くにドラックストアやスーパーがない!緊急で質の高い水分補給が必要になった場合に必ず重宝する経口補水液の作り方をご紹介します。


こんな方におすすめ
- 経口補水液ってなに?
- 経口補水液の作り方を知りたい
- どんなときに飲むのがいいの?
経口補水液とは
経口補水液(けいこうほすいえき、英: Oral Rehydration Solution, ORS)とは、食塩とブドウ糖を混合して、適切な濃度で水に溶かしたものである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


この経口補水液は普通のお水を飲むよりも身体への水分の収集がスムーズに行われるため、
発熱・下痢・嘔吐などの体調不良の時や、熱中症、脱水症状など、
様々なシーンでかなり重宝する飲み物です。
ちなみにお酒を飲みすぎた後や翌日は脱水症状になりやすいのでお酒をよく飲む人にもかなりオススメしたい飲み物です。
最近ではコンビニやドラックストアで買うことができるので、飲んだことはなくても一度は聞いた事あるひとも多いのではないでしょうか?
スポーツドリンクとの違いは?
経口補水液はスポーツドリンクと比べ糖度・カロリーが低く、ナトリウムやカリウムといった電解質が少なく浸透圧が高いのが特徴です。
スポーツドリンクは飲みやすいように味も美味しく調整されていますが、経口補水液は味で言うと少ししょっぱく感じる方が多いかと思います。
スポーツドリンクは運動による発汗や水分・ミネラル補給として使われますが、経口補水液はどちらかというと医療的な使われ方をしています。
経口補水液の作り方
材料は4つだけ
- 水500ml
- 食塩
- 砂糖
- レモン汁
- ※ペットボトルがあると便利です
※ボウルやシェイカーなどの容器でもできますが、面倒臭い人や緊急の場合は500mlペットボトルを使用して作るとより簡単に作ることができます◎
500mlの分量
水 | 500ml |
食塩 | 小さじ2分の1(ふたつまみ) |
砂糖 | 15g(大さじ1と小さじ2) |
レモン汁 | 大さじ1 |
経口補水液の作り方の手順
step
1手順1
500mlの水が入ったペットボトル(調理容器)の中へ
用意した材料(塩・砂糖・レモン汁)を全て入れる
step
2手順2
キャップ・フタを閉めて溶けるまでよく振ります。
step
3手順3
中身が溶けたら完成です。

《これをバッグに忍ばせて外出すればOK!》
- 3g入りのスティックシュガーを5本
- 食塩
- レモン汁

より飲みやすく!飲み方アレンジ
梅干しを加えてさっぱり美味しく
梅干しを入れることで塩味が追加されますが、梅の風味が加わりより飲みやすくなります。
梅との相性が良い味なので熱中症などが危険な夏場にすっきりと美味しく飲むことができるでしょう。
経口補水液の用途と効果
熱中症
これからの暑くなってくる季節は熱中症に要注意です。
熱中症は日光が出ていない曇り空の日でもなってしまうので、こまめな水分補給が必要になります。
経口補水液を飲用することで体に不足している水分をよりスムーズに浸透させることができるので、熱中症の予防・もしくはなってしまった後でも効果が得ることができます。
脱水症状
体調不良による脱水、とても辛いですよね。
体調を崩したとき、嘔吐や下痢で体の水分が失われると体に水分が足りなくなり脱水症状となります。
経口補水液はそんな脱水症状の改善にも効果的だと言われています。
発熱時には体の体温が上昇し、水分が不足していくのでこまめ水分補給をすることが大切だと言われています。
二日酔い
先にも少し話に出しましたが、二日酔いや酔い潰れて嘔吐を繰り返したりすると脱水になりやすくなります。
私も過去に一度、二日酔いの友人が手足が痺れ動かなくなり倒れてしまい、救急車を呼ぶところまで経験しましたが、
救急隊員の方に「嘔吐し続けての脱水症状ですね」と言われていました。
幸い大事には至りませんでしたが、万が一のことだってあり得るのです。適度な水分補給は体に必要不可欠ですね。
手作り経口補水液の注意点
味が好きでも飲み過ぎには注意
経口補水液の、少し塩味があり鼻を抜けるような独特な風味が好きな方もいるのではないでしょうか?
しかし、飲み過ぎは要注意です。
材料を見て貰えば分かるとおり、砂糖・塩が結構な量使用されているので、飲み過ぎてしまうと思わぬ形で塩分・糖分の過剰摂取に繋がる恐れがあります。
特に高血圧や糖尿病などの基礎疾患をお持ちの方はかかりつけ医師に相談して摂取することをオススメします。
また、健康体な人でも日常的に摂取する飲み物ではないので、あくまで脱水症状が出ている緊急時などに使用するものと考えてください。
作ったらその日のうちに!
手作りのものなので、基本的に作り置きはNGです。
簡単に作ることができるので、その日のうちに飲み切るか、翌日も必要な場合は新しい経口補水液を作ることをオススメします。
緊急時に役立つ経口補水液の作り方のまとめ
いかがでしたでしょうか。
経口補水液は手作りすることもできるんですね!
キャンプなどで山の奥地に行ったり、近くにお店のない土地で急に体調を崩したりした時などに、覚えておくとかなり便利です。
地球温暖化の影響なのか、年々暑くなってきて夏は40度を超える猛暑が続くこともあるので、水分補給はとても大事ですね。
手作り経口補水液を飲用する際は注意事項も加味して、使用していきましょう!